
AWAKENING vol.4|選んで、工夫して、楽しむ。高山都 流・ライフスタイル
SUMMARY
- ・大事なのは「選択する」こと
- ・楽しんでいる人の周りには、人が集まる
- ・高山都の「健康観」
各分野で活躍するプロフェッショナルに、健康、ライフスタイルから得た“気づき”をシェアしてもらうインタビュー連載Lypo-C presents 『AWAKENING』。
コロナ禍により定着した「おうち時間」では、生活を整えて、生き方を見つめ直す人が増えたように感じます。
そこで今回は、こだわり溢れるライフスタイルを実践しているモデル・高山都さんに、毎日の生活を豊かにするコツを教えてもらいました。
─「丁寧に生きる」を実践するなかで、何か気づきはありましたか?
気持ちが楽になりましたね!
ダメな自分を愛せるというか、認められる。
たとえば、忙しくて家が片付いていないとき、最低限見えるところだけ片付ければOKとする。
シンクなどの水回り、トイレだけは綺麗にしていようとか、マインドセットが上手になりましたね。
私もそうですけど、仕事している人や、家事、育児をしているお母さんとか、みなさん日々忙しいじゃないですか。
すべての生活を完璧に美しくすることはできない。
だとすると、自分に必要なものを「選択する」ことが大事かなと。
選ぶ基準は、誰かの意見ではなくて、自分の目で見て、調べて、感じたこと、それを必要にあわせて選んでいく。
生きる上で大切なことって、自分で選択していくことだと思いますね。
─ モノを選ぶときの「センス」はどのように磨いているのでしょう?
実は私、もともと全然センスがなくて。ずっとコンプレックスでした。
私なりの方法としては、とにかく素敵なものを見て、実際に使ってみる。
ときには背伸びして買うこともあります。
もし、素敵な場所を訪れたら、そう思った理由を考えるんです。「なんでこの空間は気持ちいいんだろう」って。
そこで見つけたヒントを、今度は家でやってみるんです。
たとえば、カフェで見た花瓶の使い方が素敵だったとしますよね。
でも自分の家はカフェのように広くはないから、大きな花瓶は似合わない。
じゃあ短く切ったお花を生けてみよう、花瓶はこれにしてみようと、自分なりにアレンジを加えます。
なんでも「身の丈にあう」って大事。
インテリアショップで見つけたテーブルが素敵だとしても、自分の部屋には大きすぎて、素敵どころか邪魔になることもある。
人にプレゼントを贈るときもそう。普段使わないものをあげても相手の荷物になるだけですからね。
─エッセンスを抽出しながら、自分流にカスタマイズしていくのは素晴らしいですね。
私はモデルとして身長は高くないし、バランスも良くない方なんですけど、でも素敵なお洋服は着たいし、「こうなりたい!」っていうイメージがある。
じゃあ自分だったら、どう工夫できるだろうか?っていつも考えます。
「身の丈に合わせる」「自分に寄せる」っていうのは、ライフスタイル全般において意識していますね。
飲むタイミングとしては、朝起きたてか、夜寝る前。
撮影の前日は、3本まとめて飲んだりしていますね!
いまは季節に負けず元気に過ごしたいじゃないですか。
そんなときはLypo-Cを多めに飲んで、早く寝る。すると次の日は調子がいいんですよね。

高山都(モデル) モデル、女優、ラジオのパーソナリティなど多方面で活躍。 自身のライフスタイルをまとめたエッセイ本「高山都の美食姿」シリーズは現在4冊発行
大事なのは「選択する」こと
─モデルとして活躍されている高山さんですが、「丁寧に暮らす」ではなく「丁寧に“生きる”」を伝えています。なぜその考えに至ったのでしょう? 私はもともと規則正しい生活を毎日送っているとか、整理整頓が得意な人間ではないんです。ズボラで、わりと大雑把。 なのに、私のパブリックイメージは、「丁寧な人」「ライフスタイルが素敵な人」みたいにかけ離れていく。 私も忙しい時はジャンクフードを食べるし、不規則な生活にもなる。 それなのに、みんなのイメージとかけ離れているのが、なんだか嘘をついているみたいで嫌だな…と感じていました。 そんなある時、ファンの方とお話する機会がありその話をしたら、「みんなが思う都さんの『丁寧な生活』って、規則正しくとか、美しく暮らすということではなくって、キチンと人と向きあう姿勢や、目を見て真っ直ぐに伝えてくれる、そういうところを『丁寧』だなと思うんです」と言ってくれました。 それがすごく嬉しくて、生活を美しく整える「丁寧に暮らす」ではなく、生きる姿勢として「丁寧に生きる」を実践しようと決めました。

「身の丈」に合ったライフスタイルを
─高山さんはこだわりのあるモノに囲まれて生活している印象です。モノを買うときの基準はなんでしょう? 自分が「ときめく」かどうかですね。 流行っているから、誰かが持っているからではなくて、自分のフィルターを通して見たときに、ときめくものであること。 逆にそうじゃないものは、一切お家に置きたくないんです。 たとえば、洗剤などはパッケージが気になるので、別容器に入れ替えちゃうくらい。なるべくプラスチック容器も使わないですね。 ただ、そうは言っても、すべてそれにはできないので、目に見えるところには置かない、閉まっておくなど、常に工夫しています。 あと、モノを買う時は「チームの一員」を選ぶ感覚です。 新しくお皿を買うとき、そのチームの中に新しい子が仲間入りできるか、バランスをすごく考えます。 お洋服でもそう。いくら素敵なアイテムでも、私のチームに合わないなと思ったら買わない。 逆に合わないと思っても、このルーキーが私を新しい世界に連れて行ってくれる可能性があれば、選ぶこともあります。 この子が仲間入りすることで、良い意味でチームをかきまわしてくれる。 それは未来への投資にもなりますからね。

*撮影時、高山さんは私服で登場。フェミニンなピンクのニットに、レザーのスカート、メンズライクな時計とアクセサリーを重ね付けした、ミックス感のあるスタイリングが素敵でした。
─高山さんといえば、SNSや本での発信が等身大で、ときには恥ずかしい心の内側までも見せていると感じます。 そうですね、特に30代は大失恋も経験して、いろんな挫折のたびに大きく変化しました。 私の場合、挫折をただの失敗ととらえるのではなく、「1つの変わるチャンスなんじゃないか?」って思うようにしています。 そんな挫折を赤裸々にSNSに書いて届けていると、ものすごく反響がありますね。 いま悩んでいる人が何かヒントになるとか、次に進むキッカケになれば嬉しいなと思っています。 一度赤裸々になると、いろんな恥ずかしさが消えた気がします(笑)楽しんでいる人には人が集まる
─いつも笑顔が素敵な高山さんですが、人付き合いで意識していることはありますか? お仕事でご一緒した方から『イルカの法則』という話を聞いて、すごく良いなと思い実践しています。 人は海でイルカを見ると、「イルカと泳ぎたい!」とか「遊びたい!」ってなるじゃないですか。 でもイルカってすごく頭の良い動物なので、人を警戒しています。 じゃあイルカと遊ぶためにはどうすればいいのかと。 まずは、イルカの近くで、楽しそうに泳ぐ、遊ぶことなんですって。 するとイルカは遠くで「なんだあれ?」と、しばらく観察して、危なくなさそうだね、なんか楽しそうだね、まぁちょっと行ってみるか、となる。 そんな風に一匹が遊んでくれると、あとは周りのイルカがどんどん集まってきます──これが「イルカの法則」です。 私も、何かを始めるとき、周りの評価は気にせず「とにかく自分が楽しむ!」ことを大事にしています。 仲間や評価はあとから付いてくるもの。 楽しんでいる人のまわりには人が集まりますからね。ワガママではなく「我がまま」に。
─ご自身のスタイルを確立されている高山さんですが、今のスタイルに行き着くまで、相当な数の失敗もされたのでは? そうですね。迷って失敗しながら、いろいろ試しました。今はとても楽ですね。 もちろん人間なので悩んだり、葛藤したりすることもあります。 でも(今のスタイルにしてから)すごく生きやすくなりました。 ワガママではなく「我がまま」でいいや!っていう。 そう考えると、人と比べることが減りました。 人生も健康も美容も、すべて「我がまま」に突き進んでいます。
高山都の「健康観」
─高山さんといえば「料理好き」「器好き」として有名ですが、目覚めたキッカケはあったのでしょうか? 両親が共働きだったこともあって、母が料理してくれたご飯を、あとから温めて自分でアレンジして食べるとか、お皿の盛り付けだけ変えるとか、子供の頃からなにかと工夫することが好きでした。 ちゃんと料理をはじめたのは、大人になって一人暮らしを始めてから。 20代は暴飲暴食ばかりでしたが、30代半ばから食を見直すようになりましたね。 ちゃんと料理をするようになってからは、せっかく料理を作るんだったら、素敵なお皿がいいなと。 そこから器に凝りはじめて、今では大量の器を持っています。 ─料理をする上で、栄養面で意識していることはありますか? 家での主食は、ほぼ玄米にしています。 白米や小麦とかは外食で美味しくいただくとして、家では玄米がベースですね。 玄米って「栄養の服を着たお米」なんです。 白米は栄養の服を着ていない。おいしくて甘い、糖質、炭水化物なんですけど、玄米は、亜鉛とかビタミンとか食物繊維などの「栄養の服」をたくさん着ているお米。 それを、服を脱がさずに食べる(笑) わたしは毎日、寝る前に炊飯器で長めに浸水しておいて、朝起きたら炊き立ての状態にしています。 忙しいときは、冷凍した玄米を解凍して、玄米+お豆腐だけとか。 それだけでもタンパク質と食物繊維、ビタミンと亜鉛が摂れます。玄米にするだけで、バランスの良い食事が叶うんですよね。 あと野菜は、ケールやパクチー、春菊といった色の濃い野菜(緑黄色野菜)を積極的に選ぶようにしています。 大事なのはどれも無理ない範囲で。 できるときは頑張るし、忙しいときは玄米だけとか。緩急をつけるのは大事です。 ─高山さんはLypo-Cをライフスタイルに取り入れていると伺いました。 飲んだ感想、普段の飲み方を教えてください。 Lypo-Cは定期便も頼んでいるくらい、普段から愛用しています。 ただ、最初飲んだ時は味にビックリしました(笑) その一方で長く続けていきたいので、「これをどうすれば美味しく飲めるのだろう?」と考えて、いろいろ試しました。 その結果行き着いたのが、オレンジジュースで割ること。コンビニでも手に入るし、少量でもきゅっと流し込めるからいいなと。1年くらい続けていますね。
目標は「巡りがいい人」
─高山さんは「未来の自分」のために、なにか意識していることはありますか? すべてにおいて「巡りがいい人」でいることですかね。 健康面でいうと、代謝が良くなることでカラダの巡りが良くなる。 精神的な部分だと、ストレスを溜めない、ネガティブを溜めない、常に巡りの良い人でいるよう意識しています。 人付き合いにおいてもそうですよね。 私自身、風通しの良い人ってすごく素敵だなって思います。 自分がしてもらってうれしいことをちゃんと覚えていて、それを誰かにできる。 運動もそうです。 私はランニングを始めて10年になるのですが、運動している人って、毛穴から発する気みたいのが淀んでいなくて、ハツラツとしている人が多い。 運動って「運を動かす」って書くじゃないですか。 つまり運動をするだけで運びの良い、巡りの良い人になれるって考えるとラッキーですよね(笑)。 「運動・食・生活」。 これからも無理ない範囲で取り組んでいきたいですね。