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おでこのしわの原因は?予防するために取り入れたい生活習慣

SUMMARY

  1. ・おでこにしわができる主な原因
  2. ・おでこのしわを予防する生活習慣
  3. ・おでこのしわを予防するマッサージ方法
  4. ・おでこのしわ対策は早めの予防がカギ


年を重ねるにつれて、多くの女性が気になるのが顔の「しわ」ではないでしょうか。特にくっきりと深く刻まれたおでこのしわは、実年齢以上に老けた印象を与えがちです。一度、ついてしまったしわを綺麗にするのは簡単ではありませんし、ある程度のお金もかかってしまうでしょう。だからこそ、早めにおでこにしわが出来る「原因」を理解して「生活習慣」と「マッサージ」で予防することがとても大切です。本記事ではそのポイントを紹介します。

おでこにしわができる主な原因


おでこにしわができる主な原因は、普段の仕草や肌、筋肉の状態によるケースが多いです。その代表的な3つの原因を紹介します。

●おでこを動かす癖がある

おでこを上下に動かすと横向きに「癖しわ」や「表情しわ」と呼ばれる細かいしわができます。普段からそのしわができる仕草が癖になってしまうと、次第にそのしわが定着して普通の表情をしているときも目立ってしまう可能が高まります。また、加齢や紫外線によって肌のハリが低下してしまうと、より癖しわが定着しやすくなってしまいます。適切なスキンケアと合わせて、なるべく驚いたときなどに「額にしわを寄せない」または「眉毛を上に持ち上げない」ように心がけましょう。

●肌が乾燥している

うるおい(水分)が失われると、肌の表面が通常の状態よりも収縮してしまい小じわが発生してしまいます。このしわのことを「乾燥小じわ」といいます。通常、肌にはバリア機能が備わっており水分の過度な蒸発を防いでいます。しかし、紫外線や摩擦、過度な洗顔といった外的な刺激などバリア機能を弱める原因はたくさんあり、加齢によってダメージも大きくなりやすくなります。年齢や肌の状態に合わせた保湿を行うなど対策を講じなければ、自然と肌は乾燥しやすく、しわができやすい状態になると考えましょう。

●おでこの筋力が衰えている

おでこ周辺の筋肉が衰えると肌がたるんでしまいしわができる可能性が高まります。おでこのしわと関係が深い筋肉には「表情筋」があり、そのなかでも特に「前頭筋」が代表的です。いずれも加齢で衰えるほか、若くても普段から適度に動かさなければ衰えるスピードが速まる傾向にあります。特に近年ではスマートフォンやパソコンなどを長時間、下向きで使用し続けることによって顔全体がむくんだり、たるんだりする「スマホたるみ」や「スマホ顔」の一部にも、額のしわも含まれているので注意が必要です。

おでこのしわを予防する生活習慣


おでこのしわは原因に対して日常的にケアすることで予防しましょう。特に「保湿」と「マッサージ」そして「紫外線対策」は、既存のしわの状態によっては目立たなくすることも期待できるでしょう。将来の悩みを解消するためにも、年齢や性別を問わず今すぐチャレンジして損はありません。

●肌を十分に保湿する

肌を十分に保湿できれば、バリア機能が正常に働くため乾燥小じわの防止につなげられます。保湿の基本は1日2回程度、朝と夜の洗顔後のスキンケアです。まずは化粧水で肌にうるおいを与えた後、乳液やクリームで油分を補給することで「フタ」をして、水分が蒸発しにくい状態をつくりましょう。必要に応じて、ビタミンCやコエンザイムQ10といった肌の「ハリ」に関わる成分を含んだ美容液などを使う人も少なくありません。洗顔時は洗顔料を泡立ててぬるま湯で優しく洗ってください。強く擦ったり、熱いお湯で洗顔したりするとかえって肌にダメージを与えてしまう恐れがあります。

●筋肉をほぐす

筋肉をほぐすためのマッサージもおでこのしわ予防につながります。前頭筋を中心に頭皮(髪の生え際)や眼輪筋などをほぐしてこわばりを解消できれば、しわの予防はもちろん、改善にも期待できます。

●紫外線対策をする

過剰な紫外線は肌の深部にあるコラーゲンやエラスチンに影響を与え、結果的にハリや弾力が衰えてシワの原因となってしまいます。また、肌の乾燥やシミの主な要因にもなるため、しわ予防以外のスキンケアの観点からも対策する必要性はとても高いとされています。日焼け止めや帽子、日傘などを活用して紫外線のカットを日常から気を付けましょう。また、紫外線は冬や曇りの日、室内であっても降り注いでいるため、年間を通じた対策が必要です。

おでこのしわを予防するマッサージ方法


おでこのしわ予防につながる2つのマッサージ方法を紹介します。お風呂に入っているときや寝る前など、マッサージするタイミングを決めることが習慣化のポイントです。

●おでこのマッサージ方法

おでこのマッサージでまず試してもらいたいのが、前頭筋のマッサージです。前頭筋は眉上と鼻の根元に「縦方向」に伸びる筋肉とイメージしてください。まずは両手で軽く握りこぶしを作りましょう。そして小指を眉毛の内側「尾頭」の上に置き、額に優しく当てます。その後、握りこぶし全体を軽く額に付けたまま、第二関節の平らな面をこめかみまで動かして小さく円を描いて一周します。このとき、頭はなるべく動かさないように意識してください。1周を5回×3セットを目安に毎日行うことで、前頭筋を適度にほぐせます。

●眉間周りのマッサージ方法

前述したおでこのマッサージの前に前頭筋のうち「鼻の根本=眉間周辺」の箇所をほぐすことで、よりマッサージの効果を得られやすくなります。まずは親指以外の4本の指の「腹」で眉を押さえましょう。この状態のまま、敢えて深いしわをつくるように目を見開いて額を持ち上げてください。このとき、眉毛は動かないようにしっかりと押さえるのがポイントです。この動作を10回3セットでマッサージは完了です。おでこのマッサージを行ってください。

頭皮マッサージの方法|頭皮がこわばりの顔のカンケイ

おでこのしわ対策は早めの予防がカギ


おでこのしわなどは、ボトックス注射やヒアルロン酸注入による美容外科治療で改善が図れますが、基本的に一度できてしまうと自力で完全に綺麗にすることは困難です。そのため、毎日のセルフケアがとても大切です。顔周辺のケアはもちろん、美容のためには健康的な体を保つことが大前提です。エクササイズといった運動や適切な食生活で十分な栄養素を確保する必要があるでしょう。ただ、豊富な栄養素を毎日しっかりと食事だけで摂取するのは以外と大変です。ビタミンCなどサプリメントで摂取できる栄養素はたくさんあるので、賢く取り入れることが日々の健康、ひいては美容につながります。





医療法人 涼葵会 理事長 W CLINIC総院長
足立 真由美

2001年 和歌山県立医科大学卒業、同年大阪医科大学形成外科教室入局
大阪医科大学大学院医学研究科卒業 医学博士取得
2003年 医療法人東和会 第一東和会病院形成外科勤務
同院、美容皮膚科・美容外科の設立に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 某美容クリニック院長に就任
2014年 大阪心斎橋に、今までにない新たなコンセプトの美容クリニック「W CLINIC」を立ち上げる。
2017年 医療法人涼葵会 理事長に就任
2019年 医療法人涼葵会 W CLINIC 梅田院 開院
2021年 医療法人涼葵会 W Femina clinic 開院
2022年 医療法人涼葵会W Clinic Homme 開院

美容医療の豊富な経験から美容医療の枠を超え、東洋医学・アーユルベーダ等のホリスティック医療を展開。
「美は健康な身体から」をテーマに、美容クリニックとは思えない多彩なアプローチで、最新の美を提供する大阪で注目されるクリニック。
2019年9月には、同ビル10階にdining × studio × farmの3つのZONEからなる会員制スペース“W holistic retreat”を開設。その後2023年4月に“W holistic cafe”~腸活カフェ~としてリニューアルオープン。【美は健康な身体から】というコンセプトのもと動物性食品・白砂糖・白米・小麦・食品添加物を使用しないフード・ドリンクを提供。医療行為以外の面でも、身体によいものを取り入れることを推奨するなど総合的・包括的な健康を提供し、日常を忙しくしながらも、強くしなやかに輝く女性を応援している。

形成外科医、美容皮膚科医・美容外科医としての経験を活かし“美は健康な身体から”をテーマとした「W CLINIC」を大阪に設立。
医療行為だけでない、からだ本来の健やかで美しい状態を提唱しホリスティック医療を取り入れた多彩なアプローチで最新の美を提供。

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