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メリット、デメリットを知って上手に紫外線と付き合おう

SUMMARY

  1. ・穏やかな陽気の日でも、紫外線量は真夏の約4/5!
  2. ・日焼け止めは“塗る量”で効果がちがう!?
  3. ・うっかり日焼けにご注意。日差しを浴びたら、ビタミンC!
  4. ・紫外線は100%悪者ではない。適度に浴びることも必要
  5. ・まとめ

春先から紫外線量は一気に増し、6月~8月にかけてピークを迎えるといわれています。 皆さま紫外線対策は万全でしょうか。 

 

まだ大丈夫と思ってUVケアを疎かにしていると、“うっかり日焼け”をしてしまうことも…。
梅雨時やおうちで過ごす日も、油断はできません。
ただ適度に紫外線を浴びることも実は私たちの健康には大切なことと聞きます 

 

紫外線にまつわる基本情報、悪い影響、良い影響、そして正しいケアについて、「マグノリア皮膚科クリニック」院長・池上彩子先生にお話を伺いました。
紫外線と上手に付き合って、これからの季節も健やかにお過ごしください。 

穏やかな陽気の日でも、紫外線量は真夏の約4/5!

夏に紫外線量はピークを迎えますが、今の季節もその4/5ほどつまり結構な量が届いています。夏に比べて日差しがやさしいからと日焼け止めを塗らずに出かけると、“うっかり日焼け”をしてしまい、肌にダメージを蓄積してしまいます」と池上先生。 

 

紫外線にはUV-AとUV-Bがあり、UV-Aはシワやたるみなどの原因となって、そのダメージは蓄積されるといわれています。一方UV-Bは肌をすぐ赤くし、シミの原因をつくるなど肌色に影響を与えます。 

 

「例えば同じ遺伝子をもつ双子でも、UVを浴びる生活スタイルかそうでないかによって、ダメージの蓄積量が異なり、長期的にみると見た目に大きな差が出てきます。もちろんUVを浴びているほうがたるみやシワが進行し、老けて見えるでしょう 

 

今はまだ大丈夫と思っていても、蓄積されたダメージが将来に現れてくる…そう思うと今からしっかりUV対策をしなくてはなりません。 

日焼け止めは“塗る量で効果がちがう!? 

クリニックでは年間を通してのUVケアを指導してらっしゃるという池上先生
「冬場はCCクリームなどでのケアでもよいのですが、春先からは日焼け止めをしっかり塗ったほうが良いですね」
日常生活ではお肌の負担も考えるとSPF30もあれば十分だそう。アウトドアでのレジャーや、長時間屋外にいるときはSPF50を推奨されています。 

 

「気をつけてほしいのは塗る量です。高い数値のものを少しだけ塗っていらっしゃる方が多く見受けられますが、たっぷり塗るように意識してください。ただし一気にたくさんの量を塗ってしまうと不自然に見えてしまうので少しずつ塗り重ねていくと良いでしょう」 

 

心地よく毎日塗るためには、肌にやさしく、自分の好きな使用感のものを選ぶのがポイントになります最近の日焼け止めはテクスチャーが格段によくなり、落とすのも簡単で肌への負担が軽減されてきました。ぜひお気に入りを見つけて、しっかりつけてください。 

うっかり日焼けにご注意。日差しを浴びたら、ビタミンC! 

日焼けをすると肌が炎症を起こし、活性酸素を発生して肌にダメージが起こります。まずはそれを抑えなくてはなりません」クリニックでは外用薬のほか、点滴なども処方することがあるそう。 

 

今日は屋外にいる時間が長いな…とあらかじめわかっている日は、事前にビタミンCを飲んでおくと良いでしょう。また最近は“飲む日焼け止め”も充実しているので、そちらもおすすめです。ダメージを最小限に抑え美容効果が期待できます」  

本格的な夏を迎える前の今から、ビタミンCを積極的にとることがポイントになります。

紫外線は100%悪者ではない。適度に浴びることも必要

紫外線=老化が加速」というイメージばかり強調されていますが、池上先生によると私たちの健康の維持のためには必要とのこと。 

 

ビタミンDの合成には太陽光が欠かせません。ビタミンDはカルシウムの吸収を高めて骨粗鬆症を予防するほか、免疫にも携わっている栄養素です。ビタミンDが足りないと体の機能が正常に機能せず、アレルギー反応が出たり体力が落ちることも。またメンタル面にも影響を及ぼし、極端に光を避けることによってウツっぽくなるともいわれています」 

 

太陽光を浴びることのメリットは他にもあります。 ミトコンドリアが活性化されてエネルギー産生が上がるんです。つまりアンチエイジングにつながるという効果も期待できます」 

まとめ

日本人女性は極端に紫外線を嫌う傾向にあり、なかには日傘、帽子、サングラス、手袋…と完全防備している人も。 

 

でも先生のお話にあったように、適度に紫外線を浴びることは私たちの心身の健康にも欠かせないもの。とはいえ肌への悪影響も否めません。 

 

「しっかりUVケアをしてビタミンCをとり、そして外では光を楽しむくらいが理想」と池上先生。 太陽と仲良くなるためにもLypo-Cをぜひご活用ください。

 

池上彩子先生 
総合病院の勤務医や都内の皮膚科クリニックの院長を経て、2006年にマグノリア皮膚科クリニックを開設。一人ひとりの個性ある美しさを最大限に活かすために、悩みと状態を理論的に分析して治療法を決定。その美容的なセンスと解剖学に基づいた知識と経験による治療に定評があり、全国各地から患者が来院している。 


 

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