風間ゆみえ × 新井ミホ|エイジングには「自分らしさ」で向き合う
Lypo-Cでは、4月4日(シー・シー)「ビタミンCの日」を記念して、“Well-being〜ありたい自分に出会う〜”コンテストを開催中。
特別審査員として、スタイリストの風間ゆみえさん、PR会社ラキャルプ代表の新井ミホさんが参加しています。
今回はそれを記念して、風間ゆみえさん×新井ミホさんのスペシャル対談をお届け!
今回は【後編】です。(前編はこちら >>)
お二人に50代を迎えてエイジングとの向き合い方から、今考える「ありたい自分像」について語っていただきました。
風間ゆみえ
スタイリスト・ファッションディレクター。多くの女性ファッション誌で活躍し、近年は植物療法士やフランス植物療法普及医学協会認定のメディカルフィトテラピストとしても活動中。

新井ミホ
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社「ラキャルプ」代表。フィトテラピーや薬膳食などにも造詣が深く、人にも環境にも優しいナチュラル&オーガニックライフの提案を行う。

昔に戻りたくはない、今の自分が好き
─風間さんは50代に入り、新井さんももうすぐ50代を迎えるという同年代。
お二人は「年齢を重ねること」に対して、どのように捉えているのでしょうか。
風間 あまり年齢を気にしたことはなかったのだけど、近頃、気になることの一つが「老眼」。
私はパソコン作業をしない生活だったから、老眼は遅かったけれど、なかなか老眼鏡に慣れなくて大変よね。
体にいろんな変化が起こったけれど、もし今、目の前に魔女が現れて「あなたを昔に戻してあげます。何歳に戻りたい?」っていわれたとするじゃない。
「いいえ、結構です」と返すと思う。
"老化"っていう観点からは色々気になることはあるけれど、それを持っても、ありがたいことに、私は今の自分がいいと思えている。
だって、せっかくいろんなことを経験して今の自分があるのに、また振り出しに戻るなんてね(笑)
新井 私も過去に戻りたいとは思わなくて、自分が培ってきたものを良いなと思っているし、変化していくことも面白いなとも感じている。
ただ、私が年齢に対して思うことは、トキメキが減っているなぁということかな。
この前『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編が公開されたけど、私たちと同じ50代前後の話よね。
ドラマで描いていることが、パートナーの死別や、腰が痛くて歩けないとか、老いを感じさせるエピソードばかりで、観ていて少しだけ悲しくなった。昔のように素敵なライフスタイルや恋愛を求めていたのに…。
個人的に、年齢を重ねると日常にトキメキが少なくなるから、そこは大事にしていきたいと思ってる。
風間 年齢を重ねると「居心地がいい/楽チン」みたいな方向性に至りがちだけど、私はそれに対してすごく抗っている(笑)
ファッションもライフスタイルもすべてそう。
例えばランジェリーね。
お腹を冷やさないよう、大きめのショーツがベターといえばそれはそうかもしれない。
快適さは人それぞれだけど、
やっぱり私には『ラペルラ』が必要なんだよね。
新井 さすが風間ゆみえ!(笑)
私もそこは譲れないかも。身に着けるものは、美しい物やトキメキで選びたい。「もう歳だから…」とは全然思わなくていいと思う。
風間 トキメキといえば、「恋」もそうだよね。
普通に恋愛を楽しむのはもちろん、それもいいけど、最近は友人に取り込まれ、遅ればせながらの韓流ブーム到来。
好みじゃないと思っていた韓流のすっかり虜になっているし、今じゃもうインスタのおすすめリールにはパクソジュンとBTSばかり出てくる!(笑)
新井 わかる(笑)、韓流ってほんとよくできているよね。
昔の冬ソナのヨン様ブームもそうだけど、韓流スターって女性ホルモンをくすぐるんだろうね。
恋愛というか、要はそういうトキメク気持ちが大事ってことよね。
年齢を重ねると「丁寧な暮らしをして、静かに老後を迎える」っていう価値観がある。それはそれで素敵。
でもその反面、私は「年齢相応ながら、健康で美しい自分」を目指している。
年齢を重ねると、お手入れする箇所が本当に多くなるよね。
例えば、髪は昔に比べてハリコシが無くなったから、定期的にサロンでトリートメント行かなきゃとか。
爪も、昔であれば何もしなくてもピンク色で健康的だったけれど、今はちゃんとネイルケアしないと美しい爪をキープできない。
昔と比べて圧倒的にケアの手間は増えたけど、そのケア自体を楽しみながら加齢と向き合っていく。
私にとって美容や健康は、見た目を若返らせるための「抗い」ではなくて、年齢相応かつ美しいと思える自分を目指したい。
風間 そう、自分が綺麗でいて、満足できる状態でいることが大事。
だって、自分をちゃんと大切にできている人の方が素敵よね?
ミホちゃんもそうだけど、自分を大切にできている人は、ちゃんとしているなって思うし信頼できる。
新井 自分を大切に(ケア)する人、そこに年齢を重ねると色々な経験とか知恵とかが重なってくるから、人間として厚みが増すよね。
─現在開催中のコンテストでは、お二人に特別審査員として参加いただいています。ということで、コンテストのテーマでもある「ありたい自分像」について語っていただきました。
風間 ありたい自分像か…私は「花のように生きたいなぁ」かな。
私が花を楽しむのは、蕾から花開いて、エネルギーに満ち溢れて、徐々に花弁が水分を失って色や形を変えながら枯れて行く姿を最後までずっと。
実は花の最後って、とっても色っぽいの。
年齢を重ねて枯れていく様も美しい──。
そんな人生を送りたいし、
そんな自分でありたい。
それに向けて意識していることは、食べるもの、身に着けるものを気をつけること。
人は食べるもの、着るもので、その人らしさが作られるものだから。内面が外側を作り出すのと同じく、外見が内面を作るもまた一理。
例えば、私はシルクの服を着たいと思う。
シルクを着ることで、シルクのなめらかな光沢と艶やかな質感が脳にインプットされて、シルクが似合う姿や、生き方になっていくと思うから。
新井 うんうん、ゆみえちゃんはシルクのイメージあるよね。シルクを着こなす女っていう。
私のありたい自分像は、「自然の一部でありたい」かな。
私はいつも、物事を自然界に置き換えて考えることが多いんだよね。
上手くいくこと、いかないこと、人生には色々あるけれど、すべて自然界と置き換えて考えると大したことはない。
自然界だと、葉っぱは上に生えていても、必ず下に落ちて落ち葉になり、そして誰かに踏まれる。
上で咲いている、下で踏まれている。どちらも自然な行為だけれど、人間界だと上下関係が生まれたり対立ができる。
でも、いろんなことを自然と同じでありのままに受け入れて、そして循環した生き方をしたい。
自然に身を任せ、自然と一体化する。
そして良い人間関係を循環させていきたい。
風間 すごく納得。私の周りも、自然に身を任せる人が増えたように感じる。
自分の心地よい生き方を見つけられる人が多くなってきてるね。
新井 昔は闘争心剥き出しで戦って勝って、前に進みたかった。
でもそうじゃない、もっと肩肘張らなくていいと思えたのは、年齢を重ねて気づいたことかな。
頑張りすぎない、そして自分をケアする
新井 今って便利な情報社会だけど、その分選択肢も誘惑も多くて、それが原因で疲れてしまう人が多いなと思う。
大事なことは無理しすぎないこと。
まずは「自分ファースト」で、自分と向き合うことを大切にしていく。
そうすると、必然的に健康に気をつけようとか、プライベートを充実させようとか、そう思えてくるはず。
風間 「自愛・自分をケアする」は本当に大事。
自分自身へのケアは、やったらやっただけ返ってくるものだから。
あと、私たちの世代って「頑張るのが得意」な人たちが多いのよね。
常に交感神経が優位になって頑張りすぎちゃう。
緩ませることが苦手だから、意識的に緩ませた方がいいかもね。
新井 そうそう。頑張りすぎず、自分をケアしていく。
私たちの年代ではとても大事なことだよね。
【お知らせ】Lypo-C 1年分をプレゼント、コンテスト開催中
Lypo-Cでは、4月4日(シー・シー)「ビタミンCの日」を記念して、“Well-being〜ありたい自分に出会う〜”コンテストを開催中。
特別審査員として、田丸麻紀さん、風間ゆみえさん、新井ミホさんが参加しています。
コンテストの募集テーマは「ありたい自分」について。
受賞者にはLypo-C 1年分相当をお贈りします。
応募者全員へLypo-C3包のプレゼントもございますので、ぜひ、あなたがイメージする「ありたい自分」を教えてください。
ご応募は、以下の応募フォームにて。
Edit & Design:Makito Uechi
Photo:Eisuke Komatsubara
Hair & Makeup:YUTO、Ryota Chiba