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フルーツを食べる人 vol.9 グレープフルーツ

SUMMARY

  1. ・南国の島バルバドス
  2. ・グレープフルーツの成分
  3. ・リモネンの殺菌力
  4. ・国産のおいしさ

特集記事としてお送りしている”フルーツを食べる人”。
今回で9回目の連載となりました。今回のトピックは、柑橘系の中でも今収穫最盛期を迎えているグレープフルーツを取り上げます。
 
 
カリブ海の西インド諸島内の小アンティル諸島で、最も東にある島をバルバドスという。この島は、島全体が珊瑚礁でできている。白い砂浜と澄んだ青い海のビーチは、まさに南国の楽園といえる。 
 
昔はイギリスの植民地で、現在は英連邦王国ながらも独立しているが、カリブ海の島々の中でも最もイギリス文化の影響を受け、大英帝国時代のビクトリアン建築の美しさを残す建物や街並みから、首都ブリッジタウンは「リトル・イングランド」と呼ばれている。 
 
そんなバルバドスで発見されたのが「グレープフルーツ」だ。ブドウのように木になることからそう名付けられたが、ブンタンとオレンジが自然に交配したものといわれる。 
 
成分としては、特にクエン酸を多く含み、その抗酸化力で活性酸素による酸化ストレスを軽減し、疲労回復をサポートするといわれる。特に、酸っぱさの成分であるクエン酸は、糖の代謝やミネラルの吸収を助け、疲労物質の分解を促すなどの働きもある。 
 
また、苦み成分であるポリフェノールの一種「ナリンギン」は、脂肪の分解を促進することで高脂血症によいといわれる。 
 
果皮には、柑橘系の香りの元となっている「リモネン」が含まれ、リモネンは界面活性剤を含んでいる。ハンドソープや台所用洗剤にも利用されるなど、微生物の増殖を防いだり、細菌やウイルスを不活性化させることで果実を守っているので、皮を剥けば、その果実を食すには安心だ。 
 
日本で手に入るものは、主にアメリカからの輸入になる。国内では鹿児島や熊本、愛知などで生産されている。国産のものは輸入のものに比べて輸送時間が短くてすむことから、果汁が多くてみずみずしいという。 
 
1年中市場に安定供給されているが、4月から5月にかけての今が絶好の旬だ。しかし、現在の社会情勢により、レストランや結婚式場からの注文が減るなどしている。 
 
せっかく栽培された国産のグレープフルーツ、この機会にその果汁のみずみずしさを確かめるのもいいではないだろうか。 
 
【編集後記】

日本には様々なフルーツが海外から輸入されています。しかし、国産のほうが新鮮であることは間違いありません。現在では、輸入も停滞するところが出てきている状況です。そこで、今一度国産のものに目を向け、その新鮮な味を楽しんでみてはいかがでしょうか? 

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