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冷たくて口当たりも抜群!飲むサラダ「ガスパチョ」

SUMMARY

  1. ・夏野菜の栄養&酵素を丸ごといただけるスープ
  2. ・カットしてミキサーに入れるだけの手軽さが魅力
  3. ・まとめ

うだるような暑さが続いている今年の夏。気温も湿度も高いと、食欲もなくなりがちです。 特にビタミンやミネラルは汗をかくことで失われやすいので、意識してしっかりとりたいもの。 
 
そこで今回は、夏野菜をたっぷりとれるガスパチョのレシピを料理家の志津野倫子さんに教えていただきました。 
冷たくてサラッとしたスープはまるで“飲むサラダ”。 
火を使わないので、暑い日のお料理に最適です。 

夏野菜の栄養&酵素を丸ごといただけるスープ

ガスパチョはスペインのアンダルシア地方発祥の冷たいスープ。たくさん収穫されたトマトを消費するために、主に夏場に飲まれることが多いそうです。 
普通はパンを加えることも多いのですが、今回はシンプルにトマト、キュウリ、パプリカ、ニンニクとお野菜のみ。 
 
トマトは抗酸化作用の高いカロテノイドの一種リコピンのほか、ビタミンC、ビタミンE、利尿作用を促すカリウムなど栄養たっぷり。キュウリもカリウムが豊富で、また体を冷やすことから夏にたっぷりとりたい野菜の一つです。パプリカにはβカロテン、ビタミンB1、食物繊維などが含まれます。そしてご存じのとおり、ニンニクには疲労回復、滋養強壮効果が期待できます。 
ガスパチョは火を通さないので、これらの栄養素を丸ごといただけるのも魅力です。 

カットしてミキサーに入れるだけの手軽さが魅力 

作ってすぐに飲みたい場合は、事前に野菜とグラスを冷蔵庫でしっかり冷やしておくこと。また前日に作っておいて、一晩冷蔵庫で寝かせてもコクが出ておいしくなります。いずれにせよ、冷たくして飲むことが最大のポイントです。 
 
【材料】(グラス4~5杯分) 
完熟トマト 600g 
キュウリ 1/2本 
パプリカ 1/2個 
ニンニク 0.5~1かけ 
水 50cc 
オリーブオイル 20cc 
塩 小さじ1 
バルサミコ酢 小さじ1/2 
 
【作り方】 
1.トマト、キュウリ、パプリカを適当な大きさにカットします。ニンニクはすりおろします。 

2.すべての材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌します。バルサミコ酢の代わりにメープルシロップを入れると、お子様でも飲みやすい味わいになります。

3.ボウルにのせたザルに2を入れ、ヘラでしぼるように濾します。この工程を加えることで、よりサラッとした仕上がりに。食べるスープ感覚でいただきたい場合は、省いてもかまいません。

4.グラスに注ぎ、氷とオリーブオイル(分量外)、塩をぱらりと。ミニトマトやライムをピックに刺して飾ると、ちょっとしたおもてなしの一品に。

まとめ

ほてった体を冷やしながら、夏に不足しがちな栄養素を たっぷりとれるガスパチョ。実はLypo-Cを加えて飲むのもおすすめです。
ただしLypo-Cは油でリポソームが壊れてしまうので、加える場合はオリーブオイルを省いてくださいね。
 

志津野倫子さん
料理研究家。ケータリングチーム「AMIGO KITCHEN」主催、スイーツ担当。オートクチュールのスイーツが好評。
ウエディングケーキ、撮影用ケーキ、レシピ提供、テーブルスタイリングなどスイーツから広がる様々な分野で活躍中


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