
寒い日の朝食にぴったり!ほっこりとした味わいの「シェンドウジャン」
SUMMARY
- ・台湾では定番の朝ごはん「シェンドウジャン」って?
- ・時間のある日は、豆乳づくりからチャレンジ!
- ・まとめ
3月に入ってずいぶんと春らしくなりましたが、三寒四温といわれるようにまだまだ寒い日も続きます。
そんな日は温かい豆乳でつくる、台湾の定番朝ごはん「シェンドウジャン」で体を温めませんか?
だれでも簡単につくれるレシピを料理家の志津野倫子さんに教えていただきました。やさしい味わいは、体だけでなく心もほっこりさせてくれます。
「シェンドウジャン」とは聞きなれない料理名かもしれません。「シェン=しょっぱい」、「ドウジャン=豆乳」という意味で、つまりは塩けのある豆乳スープになります。
温かくほろほろと固まった豆乳のスープに薬味などの具材、ラー油、そして揚げパンをのせるのが一般的です。今回は揚げパンの代わりにスーパーでも買える揚げ麩を使用しました。
【材料(ひとり分)】
無調整豆乳 180㏄
酢 小さじ1
塩 小さじ1/4
ザーサイ 刻んだもの10g
干しエビ 小さじ1
揚げ麩 お好みで1〜2枚
パクチー 適宜
ラー油 適宜
【作り方】
休日など時間に余裕のある日は、手作りの豆乳に挑戦してみませんか?
できたての豆乳は市販のものよりも味わいが濃く、風味も豊か。
「シェンドウジャン」のおいしさもさらに増してきます。
【材料】
乾燥大豆 150g
水 600g(300gずつ分けて入れます)
【作り方】
台湾では定番の朝ごはん「シェンドウジャン」って?


- スープ皿にあらかじめ酢と塩を入れておき、温めた豆乳を注ぎます。30秒ほどすると酢で豆乳がおぼろ豆腐のように固まってきます。かき混ぜすぎると分離するので要注意です。
- 干しエビ、ザーサイ、揚げ麩をトッピングし、ラー油をひとたらし。最後にパクチーをのせて出来上がりです。
時間のある日は、豆乳づくりからチャレンジ!

- 大豆は水に一晩(12-20h)つけて戻しておきます。
- ざるにあけた大豆に水300gを入れ、ペースト状になるまでミキサーに2~3分かけます。さらに、水300gを足して、再度ミキサーにかけます。
- 大きめの鍋に2をうつし、弱火で10分ほど火にかけます。ふきやすいので大きな鍋をおすすめします。焦げやすいため混ぜながら、ふつふつと煮込みましょう。ふいてきたらいったん火を止めると落ち着きます。
- 熱いうちにガーゼでこします。
- ヘラで押して豆乳をしぼります。温かい豆乳のできあがり。冷やしてもおいしくいただけます。
しぼりかすは、おからです。お料理にご活用ください。